インプラント基礎知識
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インプラントとは、チタンでできた人工歯根(インプラント体)を骨の中に埋め込み、その上に歯を再現する治療方法です。自然で違和感が少ないのがインプラント治療の特徴です。自然の歯と同じように食事ができます。
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天然歯と同じくらいと考えられます。ご自身の歯もケアすれば生涯失わずにすんだかもしれません。きちんとメインテナンスを行えば、インプラントも天然歯も一生持たせることができると考えられます。
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インプラントの種類・手術方法・先だって行う手術・処置、また下顎か上顎かによっても異なります。
さらにさまざまな検査や虫歯・歯周病・噛み合わせの治療などがあれば、その治療などの期間も加えると長くなる場合もあります。
平均的には3ヶ月~6ヶ月です。※症例・状態により異なります。
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顎の骨の成長が止まる時期を考慮すると、だいたい16歳以上なら可能です。
また、医学的に条件が整えば、年齢の上限はありません。
Q
歯以外に疾患がある場合、治療は受けられますか?
A
疾患の程度によっては、手術が難しいこともありますので、主治医に相談してください。
特に糖尿病、腎臓や肝臓の疾患、喘息などの呼吸器系疾患、高・低血圧の方などは、その病気を治療し ている主治医の意見なども参考にして総合的に判断します。また、妊娠中の方は出産後が望ましいでしょう。
A
全体的に丁寧に歯磨きをしてください。手用・電動ブラシどちらでも構いません。隙間の大きな部分は歯間ブラシや、フロス(糸ようじ)を利用して、細かいところまで磨きます。
また、噛み合わせが変化したり、清掃が行き届いているかをチェックするために、歯科医院で定期的なメインテナンスを行ってください。
Q
新しい歯(インプラント)もコーヒーや紅茶、ワインなどの色素沈着はあるのでしょうか?
A
セラミックの歯は変色しません。むしろ隣り合う天然の歯が変色し、数年たつと違いが出てくるかもしれません。
インプラントの手術
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手術前に各種の検査(当院では必ずCT撮影も行います)を行います。
顎の骨の形や状態を正確に把握し、神経や血管などに十分配慮しながら手術を行うので、安全性にはほとんど問題ありません。
治療に際しても、解剖学的理由などで、手術が困難だったり、手術の安全性に問題がある場合には、その旨主治医から説明があります。
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インプラントを埋め込む時などには、しっかりと麻酔を効かせて治療していきますので、痛みを感じることはありません。
治療後に、多少の痛みや腫れがでることもありますが、痛みはお薬で抑えられる程度のものです。
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手術自体は1日で終わります。おおよそ30分から2時間の間と考えて下さい。しかし手術にいたるまでの歯周病やむし歯、かみ合わせの管理などに時間がかかることがあります。また手術後も最終的な歯が入るまでに1.5~3カ月程度かかります。トータルの治療期間は数ヶ月かかることが多いです。
Q
インプラントを埋入する時間は何分位でしょうか?
A
本数や骨の状態によりますが、簡単なケースであれば手術時間は正味20分程度です。
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歯周病の治療を行った後でインプラントの治療計画を立てます。
歯周病の管理ができれば問題なくインプラントを入れることができます。
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自分の歯が多く残っている方は普通の食事ができます。ただ、インプラントを入れた部位にさわらないようにしてください。多数歯欠損の方、全顎の即日インプラントの方はやわらかめの食事を取るようにしてください。
インプラントの費用・保証・保険
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安全な処置を目指し最大限努力していますが、残念ながら医療である以上リスクは0にはなりません。
インプラントは成功率は98~99%といわれており、逆に言うと100本のうち1~2本は失敗するといえます。
当クリニックでは、事前におこりえる失敗も含めてご説明しご理解をいただいてから治療を開始しています。
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残念ながらインプラントは全て保険外診療となります。現在の社会情勢ではむしろ保険の適用範囲が狭くなってきており、通常のインプラント治療は今後保険の適用になることは期待できないように思います。
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自分や家族が病気になり医療費を支払った場合、支払った医療費のうち一定の金額を所得から控除することができます。これを「医療費控除」と言い、インプラントも対象となりえます。
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上部構造の修理に関しては5年間保障。インプラント本体が再手術になった場合は10年間保障します。指定された使用方法で定期検診を受けている方のみ適応となりますのでご注意下さい。